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戦略事業本部 組織戦略支援部 部長


T/M

大学卒業後、大手総合コンサルティングファーム グローバル戦略チームに所属。大手企業向けに事業戦略策定・組織/業務構築支援や新規事業創出支援など、幅広いテーマを経験。
2019年9月にプロレド・パートナーズに入社後、セールスグロース領域における成果報酬型コンサルティング事業の立ち上げを推進。大手製造業向けの法人営業戦略策定・実行支援、更に組織戦略・人材育成支援を主導。現在は生成AIを活用したHRDXや、P/Lにコミットする組織作りを軸に、組織戦略支援部責任者として従事。

総合コンサルティングファームから、2019年9月にプロレド・パートナーズに転職されています。入社の経緯をお聞かせください。

当時のファームでは、戦略から実行までをワンストップで提供する中で、フェーズごとに専門のチームで分業することもしばしばありました。そのため自身が立てた戦略フェーズの仮説に対して、検証が実践環境で最後までできないこともあり、どこまでクライアントに貢献できていたのかわからず、もどかしく感じることがありました。プロレド・パートナーズの掲げる成果報酬/成功報酬型というスキームでは、真に戦略策定から実行まで全てを同一のコンサルタントが伴走支援し、成果創出まで実現してはじめて報酬をいただける、このような真剣勝負ができる環境に魅力を感じました。コンサルタントとしての仮説構築力・実行力が試される成長環境だと思います。

入社してみて、いかがでしたか。

私が入社した当時は、セールスグロース領域のコンサルティングを完全成果報酬型で実現するという目標に向かって、まさに新規事業を立ち上げる時期でした。私は建材・ITなど様々な商材のメーカー/ベンダー企業様のご支援を担当しました。売上拡大は中期(2-3年程度)的なご支援となるため、現在でもご支援をさせていただいている企業様もおります。当時はコロナ禍で厳しい市場環境下でしたが、時に柔軟に戦略・戦術を転換し、成果創出にこだわった実行支援を心掛けることで、売上を大きく伸ばすこともできました。

売上を大きく伸ばすことができた要因は何だったのでしょうか。

売上拡大においては直販戦術だけでは当然投下工数上の制約に直面することから、パートナーとして異業種の第三者企業を巻き込む間販戦術(商流形成・拡大)に注力しました。その際も人脈紹介や営業代行ではROIが安定化しにくいため、マネジメント・アフターサポートの工夫や、パートナー提携先への活動促進施策といった、弊社ナレッジを活かすシーンが多くございました。
また、いかに優れた戦略・戦術を策定してもPJメンバーの実行力が伴わないと画餅に終わります。実際のPJではクライアントと共通の目標に向かっていくうえで必要な支援は聖域なく行うスタイルを心掛け、時にはクライアントのPJメンバーに対しても人財育成支援を実施したり、営業DXの仕組みを構築することもありました。

現在の業務内容は、どのようなものですか。

現在は組織戦略支援部を設立し、大手企業人事部や事業企画部・事業開発部等のお客様に対して組織作りに関する様々な伴走支援をしております。設立背景としては、前述のセールスグロース領域の経験から、短・中期の時間軸において企業を成長させるには鋭い戦略と緻密な実行が実を結びますが、長期の時間軸で企業を成長させるには土台となる組織の力、社員一人一人の生産性向上が要諦となります。まさに人的資本経営の考え方ですが、長期の時間軸で持続的成長を実現するには組織作りが肝要であることから、組織戦略支援部を設立しました。

これまでの事業立ち上げに際して心がけたことはありますか。

自身のこれまでの経験、言い換えると人生の伏線を回収するため、理論と実践の往復は常に心がけています。理論武装だけではいけないし、実践だけで経験や勘に頼るのも危険なもの。両方を意識して行っていくべきです。その意味で、いまは実践サイド寄りに立っているわけですが、それでいて理論サイドの別の自分が俯瞰し、チェックを怠らず、脳内で往復しながら、近視眼的にならないよう努めています。

理論と実践の両方を行えているわけですね。この両方をやる面白さは、どこにあるとお考えですか。

社会人になると学校のテストのように正解があるわけではなく、自分の出した価値が何点だったかは分かりません。ですが、そのときの物差しの一つとして、例えば先人らが積み上げてきた理論に対して、自分の行動に不足がなかったかをチェックし、不足している部分を理論的に振り返り、そして実践に落とし込んでいきます。こうして、自分が本当に価値を出して誰かに貢献できたのかを突き詰められるのが面白いですね。

今後の展開としては、どのようなことを考えていますか。

まずは組織戦略支援部が全社の売上に大きく貢献できるよう成長させることが短期目標ではありますが、昨今グローバルタレントモビリティが注目されているように、グローバル規模での組織作りが欠かせない経営テーマであることから、将来的にはそういったスケールでご支援できる品質まで高めていきたいと考えています。プロレドが培ってきたナレッジ・ノウハウをより多くの企業様に届けられるよう努めてまいります。

プロレド・パートナーズで働く魅力は何でしょうか。

プロレド・パートナーズは独立系の少数精鋭のブティックファームです。ここでの成長源泉は他者との比較優位性を高めることではなく、個としての提供価値を高めることだと感じます。自分を律し、自分が立てた目標に向かって挑むといった、「自律的・自立的成長」ができる環境がプロレド・パートナーズにはあると思います。もちろん前提としてチームでの協働がありますが、協働する上で足し算ではなく掛け算になるよう、個々の提供価値を高める意識をもって働くことができます。

複数の事業を立ち上げた経験から、改めて感じた会社の良さはありますか。

東証プライム上場の企業でありながら、ベンチャーらしく、経営陣の意思決定にスピード感がある点でしょうか。若手にもチャレンジさせてもらえる機会が非常に多い印象です。
また、当社では「価値=対価」という共通価値観があり、新規事業においても、同様にその基準で意思決定をしていきます。経営層から末端に至るまでその共通価値観が醸成されていることで、全体の合理性を保ちつつ個々のチャレンジができるのだと思います。まだまだ新しいものを生み出せる余白は市場にありますので、ぜひ多くの方に理論と実践を回す経験をしてもらいたいです。